

ジェスター(道化)は、ユングの元型論をもとに整理された12のアーキタイプのひとつで、今この瞬間を楽しむことを中核の欲求とし、つまらない存在だと思われることを最も恐れる型です。緊張した場をほどける軽さが、この元型の才能にあたります。
あなたを動かしているもの
あなたが大事にしているのは、たぶん「今、この場が楽しいかどうか」なのだと思います。
先のことを考えると気が重くなるけれど、目の前が面白ければ、だいたいのことは何とかなる気がする。場が重くなってきたとき、誰よりも先に体が動いて、何か言ってしまう。そういうことがあるかもしれません。
ジェスターがいちばん避けたいのは、つまらない人だと思われることです。嫌われることより、「話していてもおもしろくない」と思われることのほうが堪える。だからあなたは、軽くします。自分が沈んでいるときでさえ、つい。
その軽さは、周りにとっては救いです。ただ、笑わせている側の人が、いちばん笑っていないことがある。それに気づいている人は、あまり多くないかもしれません。
所属とつながりを求める型としての現れ方
- この動機が力になるとき
- あなたがいるだけで、場の緊張がほどけます。深刻になりすぎた議論を、一度地面に戻せる。誰も本音を言えなくなった空気を、冗談ひとつで動かせるのは、たいていあなたのような人です。
- この動機が重荷になるとき
- 真面目な話から、つい逃げてしまうことがあります。相手が向き合おうとしているのに、冗談で流してしまう。軽くする力は、深く入らないための盾にもなります。
- 仕事の場面で
- 場の空気を作る役割、人を巻き込む仕事であなたは強い。逆に、長く地味な蓄積が求められる仕事では、意味より先に飽きが来やすいかもしれません。
- 人との関係で
- 一緒にいて楽な相手であることは、それだけで大きな価値です。ただ、相手が弱っているとき、笑わせることが必ずしも求められているとは限らない。何も言わずに黙っていることのほうが、難しくて、必要なことがあるかもしれません。
- 影に転じるとき
- ジェスターが影に転じると、何も引き受けなくなります。笑いにすることで責任から降り、真剣な相手を「重い」と切り捨てる。軽さは、傷つかないための距離にもなり得ます。
同じ方向性をもつ型
方向性が近い 120 Archetypes のタイプ
1対1で対応するものではありません。方向性が近いものとしてご覧ください。
この診断は、ユング本人が作成した心理検査ではありません。ユングの元型論と、キャロル・S・ピアソン/マーガレット・マークが整理した12分類を参照し、120 Archetypes が独自に設計した推定プロファイルです。臨床的な診断や、科学的に検証された測定を目的としたものではありません。

