

ヒーロー(英雄)は、ユングの元型論をもとに整理された12のアーキタイプのひとつで、困難をやり遂げて自分の価値を証明することを中核の欲求とし、弱さや臆病さを最も恐れる型です。状況が悪いときほど前に出られることが、この元型の才能にあたります。
あなたを動かしているもの
あなたを動かしているのは、たぶん「やれるかどうか」を確かめたい気持ちなのだと思います。
難しそうな話が来たとき、面倒だと思うより先に、少し背筋が伸びる。誰かが「無理じゃない?」と言った瞬間に、逆にやってみたくなる。そういうことがあるかもしれません。
ヒーローがいちばん避けたいのは、肝心なところで怯むことです。負けることそのものより、「あのとき自分は逃げた」という記憶のほうがずっと長く残る。だからあなたは、引き受けます。引き受けなくていい場面でも、つい。
そして周りからは、頼りがいがあるように見えているはずです。ただ、あなたの中では「頼られている」より「試されている」に近い感覚かもしれません。休むことが、少し下手なところがあるのではないでしょうか。
世界に足跡を残す型としての現れ方
- この動機が力になるとき
- 誰も手を挙げない場面で、あなたは手を挙げられます。状況が悪いほど、あなたの姿勢は周りを立て直す。「まだやれる」と最初に言う人がいるかどうかで、場の空気は変わります。
- この動機が重荷になるとき
- 全部を戦いにしてしまうことがあります。本当は勝ち負けの話ではないのに、勝たなければいけない気がしてくる。そして引き受けすぎる。助けを求めることが、弱さの証明のように感じられてしまうかもしれません。
- 仕事の場面で
- 困難な局面、立て直し、責任の重い役割——そういう場所であなたは力を出します。逆に、成果が見えにくく、誰の目にも触れない仕事が長く続くと、意味を見失いやすいかもしれません。
- 人との関係で
- 相手を守ろうとする姿勢は、頼もしさとして伝わります。ただ、相手は守られたいのではなく、並んでいたいだけかもしれない。あなたが弱いところを見せないことが、相手には距離として届いていることがあります。
- 影に転じるとき
- ヒーローが影に転じると、周りに敵が必要になります。誰かを打ち負かすことでしか自分を確かめられなくなり、味方であるはずの人にまで勝とうとしてしまう。強くあることは、誰にも助けを求めないための鎧にもなり得ます。
同じ方向性をもつ型
方向性が近い 120 Archetypes のタイプ
1対1で対応するものではありません。方向性が近いものとしてご覧ください。
この診断は、ユング本人が作成した心理検査ではありません。ユングの元型論と、キャロル・S・ピアソン/マーガレット・マークが整理した12分類を参照し、120 Archetypes が独自に設計した推定プロファイルです。臨床的な診断や、科学的に検証された測定を目的としたものではありません。

